痛い話の独り言……


2003/3/29(土)〜30(日)の痛い話

 道場で組手をした。始まりは普通の組手と全く変わらなかった。
 しかし、踏み込んだ瞬間に「それ」は起こった。相手の放った膝蹴りが、私の股間を真下から直撃したのだ。その瞬間は何事も感じなかったのだが、一瞬の後、激痛が襲い、その場に崩れ込んだ。
 もちろん、ファールカップは付けていた。だが、ファールカップを付けていても、直接当たらないというだけで衝撃は来る。したがって痛いものは痛い。その瞬間を見ていた人の話によると、カップがなかったら間違いなく潰れていた角度と強さだったという。アブねー。
 で、「そこ」はもちろん、次第に下半身全体が痛くなり、制御が効かなくなって少し「漏らして」しまった。組手はそこで一旦中止し、私はトイレに急行すると、粗相の処理をした。
 痛みは引かず、脂汗が出始めており、下腹部の痛みの他に気持ち悪さを感じながらも、何とか気持ちを立て直して組手を再開した。そうしたところ、ボディアッパー気味の下段突きが、再びファールカップを直撃した。
 そこでまた激痛が襲った。私は股間を押さえて倒れ込むしかなかった。
 結局、組手は中止になり、私は痛みと腹部に感じる気持ち悪さのため、更衣室でうずくまるしかなかった。
 そのうち、痛みの正体がだんだんはっきりとしてきた。右だ。右の玉がズンズン痛み、何かが触れるたびに気持ち悪さが私を襲ってきた。脂汗が止まる気配はない。下腹部全体の痛みと違和感がまったく消えない。歩こうとすると、そのたびに玉が動き、違和感と痛み、気持ち悪さが戻ってくる。動けなくなってしまった。
 そんな状態のまま稽古の時間が終わってしまい、私は非常に大きな屈辱感と羞恥を感じることになった。漏らしたうえに、何もできなくなってしまうとは……。女子の方々が、冷ややかな目で私を一瞥しながら、横を通り過ぎていった……。
 話には聞いていたが、ここまで凄いとは……。そのまま三十分ほど更衣室で、痛み、気分の悪さ、脂汗が引くのを待っていた。しかし、一向に治まらない。とはいえ、このまま更衣室に居続けるわけにもいかない。
 何とか着替え、帰途についたのだが、内股が玉を揺らすたびに痛みと気持ち悪さが戻ってきた。歩くのが辛い。こんな状態では食事もできそうにない。
 ガニ股で、歩幅が小さくなりながらも、何とか帰宅することができた。だが、床にあぐらをかいて座ると、玉が触れるので気持ち悪い。寝れば楽なのだが、横を向こうとするときには「動く」ので、また痛みと気持ち悪さが……。
 たくさんの汗をかいていたが、風呂に入ったらまた気持ちが悪くなりそうなので、そのまま寝てしまうことにした。
 そして一晩が過ぎた。聞くところによると、強打した場合には数日残るらしい。で、実際にそうだった。まともに歩けない……。普段、玉は前のほうに出ているのだが、今日は下に垂れ下がってしまっていて、普通に歩こうとすると玉が股にはさまれてしまう。自然にガニ股で歩幅は小刻みに……。
 歩いていたところ、ふとした瞬間に、玉が前に出てきた。一歩踏み出すたびに揺れた。そうしたら、再び右玉の痛みが戻ってきて、そして気持ち悪くなってきた。
 これを書いている現在でも、右の玉が痛み、そして右の下腹部に気持ちの悪さを感じている。玉の痛みは鋭く、しかも重い。
 まだ数日は続くのだろう。安静が必要だ。

 今まで、何度も事故に遭ってきた。上唇が半分無くなったこともある。肋骨が折れたこともある。前歯にヒビが入ったこともある。KOされたこともある。関節がいかれたこともある。だが、今回の痛みに比べたら、今までの事故は温かった。大事には至らなかったとはいえ、この痛みは半端ではない。
 男性諸君、これはマジでシャレにならないぜ。十分に気を付けよう。